金利上昇;銀行セクターを見直すべきとき

Mar 14, 2024

先進国における「ナショナル・チャンピオン」と呼ばれる投資適格の銀行を選別して投資をすることが賢明であると考えています。

グローバル金融危機(GFC)の後、規制当局は銀行のバランスシートを再建し、ビジネスモデルを作り変えることに10年以上の歳月を費やしました。この結果、過去最高の自己資本水準と強いガバナンスを持つ経営を備えたセクターが誕生しました。銀行はGFC以前よりもかなり強靱になっています。

現在、銀行や金融機関はGFC時のような問題の根源として捉えられておらず、むしろ金融政策を実体経済に行き渡らせるための、重要な仲介者として見られています。さらに、銀行にとっては金利上昇も追い風となっており、収益は過去数年間改善を続けています。欧州銀行の収益は2020年対比、2023年末では約70%増となっています。

結果として、過去10年間と比較して銀行はずっと盤石になり、収益は高まっています。今後危機が訪れ、グローバルに景気減速が見られたとしても、強化されたバランスシートと高い自己資本の水準を踏まえれば、嵐を乗り越える力を十分に備えていると考えています。

こうした点から、銀行債は割安な水準にあり、高いインカムに加えて、キャピタル・ゲインを得られる魅力的な投資機会を提供していると引き続き考えています。

 

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