ペメックス:政府から少しずつ支援が発表される

Dec 03, 2024

メキシコ政府は現時点でメキシコ石油公社(ペメックス)の抜本的な解決策の提案を受け入れていませんが、今後どのように支援し続けるのか解説します。

ポイント

  • 今年年初に、当社はクラウディア・シェインバウム氏のチームにぺメックスの再編計画を提案しました。
  • 大統領就任後、新政権下で直近発表されたぺメックスに関する政策は、画期的なものではありませんでしたが、いくつかの方策は効率性を高めることを目指したものとなっています。
  • より包括的な改革がなければ、政府はペメックスに財政面の支援を継続しなければなりません。
  • さらに、公的部門の借入需要において対GDP比2%の削減が計画されていることは、メキシコの財政規律に対する信用回復に役立つはずです。
  • 私たちは、ペメックスに対する政府の支援は揺るぎないものであると考えており、それに基づいたポジションを取っています。

クラウディア・シェインバウム大統領は先週、エネルギーチームと連携して、国営石油会社ぺメックスとの関係を新政権がどのように管理しようとしているかについての最新情報を発表しました。6月の選挙でシェインバウム大統領が勝利する以前から、私たちはアドバイザーチームと連絡を取り合って、同社の役割と財務状況について包括的で持続可能な再考を促してきました。私たちの提案は、ペメックスを国営企業のまま2つの会社に再編し、一方は下流、もう一方は上流部門を担うというものでした。この提案の主な理由は、不採算部門の非効率な精製事業と、より収益性が高く動的な探鉱・生産(E&P)事業との違いを明確にすることでした。政府からの前者に対する支援は正当化されなければならず、したがってメキシコは、エネルギーの安全保障、貧困地域での雇用のメリット、そしてその他の考えられる補助金の目的について、適切な公開討論を行うことができます。一方、上流部門の事業は、債券市場から再び資金調達するなど、より商業ベースで運営できる可能性があります。私たちは、政府、ペメックスの経営陣、その他の利害関係者とのエンゲージメントにおいて、このような解決策を引き続き提唱します。

 

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