債券市場がどのようにしてポジティブな影響を生み出すか

Aug 28, 2024

投資家はますます、自らの資本が持続可能性がもたらす投資機会からの恩恵を受けながらも、人と地球に積極的に貢献すること、つまり「いいことをして世界と社会をよくしていくこと」を望むようになっています。

気候変動や高齢化する人口動態など、地球環境や社会的なメガトレンドは、私たちの根本的な将来を形作っています。私たちは、長期投資家として、持続可能性の課題を解決する役割を担う企業のエクスポージャーを得るために、こうしたトレンドを活用した、オーダーメイドの投資ソリューションを開発しています。持続可能性というレンズを通じて投資をし、積極的にソリューションを提供している事業を選別して、投資をすることで、将来の投資パフォーマンスを押し上げるだけではなくより環境的に持続可能で社会的に責任ある世界への移行を促進することができると考えています。

伝統的に、株式に焦点を当てたESGファンドが、ヘッドラインを独占し、市場を席巻してきましたが、モーニングスターが報告したような業界データにも見られるように、ESGソリューションの利用可能数や資産流入の点で、債券は追い上げ始めており、プロダクトミックスの重要な一部となってきています。債券戦略は、市場の規模と多様性から、他の資産クラスと並んで、持続可能性アジェンダを推進する上で重要な役割を果たす可能性が高いです。債券市場は、2023年の運用資産総額は約128兆米ドルに上り、株式市場の98兆米ドルよりもかなり大きな市場となっています。

債券市場に投資することで、発行体の種類(例えば、ソブリンや企業への投資機会)や金融商品(例えば、異なる資金調達構造を持ち、単一企業内の異なる事業体に焦点を当てた債券)の幅を広げて投資機会を開拓することができます。一方、一部の持続可能性投資(例えば、必ずしも上限のないリターンを提供するわけではない)に対するリスク・リターンは、債券に適していると言えるでしょう。

これまでのところ、ESGに関しては、債券投資家は通常、純粋なインパクト投資(多くの場合、非流動的なプライベート市場投資に関連します)、ネガティブ・スクリーニング/除外に基づくアプローチ(定義されたESG基準を満たさない発行体の債券を投資可能なユニバースから外す)、あるいは重大なESGリスクに焦点を当てるESG統合を実践しているもののいずれかに限定されてきました。しかし、資金が持続可能なソリューションを目指した、特定の環境的・社会的課題の解決に向けたものとなっている発行体や発行に焦点をあて、流動性の高い公募債券市場を通じて供給ギャップを埋め合わせることで、債券投資家には魅力的なリターンと堅固なリスク管理とともに、環境面・社会面でのプラスの結果と合致させる投資機会が与えられます。

ESG特化型戦略の拡大、特に債券資産クラスの拡大とESGラベル付き債券市場の劇的な成長は、社会的に責任のある低炭素経済への世界的な移行を促進する上で債券が果たす唯一かつ重要な役割を浮き彫りにしています。

今日、私たちが直面しているグローバルな環境・社会問題の規模と緊急性に鑑み、債券ポートフォリオから得られる財務的な実績だけでなく、非財務的成果における貢献度合や実証を示すことは、多くの顧客にとって良い選択肢となるかもしれません。

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