中国:グレーターベイエリア - フライングスタート、それともターニングポイント?

Jul 04, 2024

新興国株式チームにとっては、過去一年間で4回目の中国訪問となりました。

香港で開催された汎アジア地域のカンファレンスの参加者は非常に多く、レストランや街は賑やかで、コロナ前の環境を思い起こさせました。

中国本土へ移動し、多くの企業を訪問しました。

  • 深センのチャイナ・リソーシズランドが所有するショッピングセンターを訪問しました。ショッピングセンターやオフィスを含む投資ポートフォリオのリース・管理からの収入は、急速に成長しています。
  • 広州の製薬グループDaShenLinを訪問し、本社施設、物流センター、店舗を見学しました。
  • 病院向けの患者モニタリング、画像診断、体外診断機器を製造するShenzhen Mindrayを見学しました。同社は売上の40%を国外から得ており、世界市場シェアを獲得し続けています。
  • 中国におけるFA(ファクトリーオートメーション)化のテーマに深く関連づけられているShenzhen Inovanceを訪問しました。直接的な輸出は限られているものの、同社の販売先は輸出メーカーが多いことから、売上げは堅調に推移しています。

今回の中国訪問を振り返ると、投資家は中国市場に対して過度に悲観的であるという印象を受けました。中国株は年初の水準から上昇しましたが、バリュエーションは依然割安であり、多くの高収益企業が長期目線で魅力的な水準で取引されていると考えています。

中国は、地政学だけでなく、債務(Debt)、デフレーション(Deflation)、デカップリング(Decoupling)、人口動態(Demographics)のいわゆる「4つのD」などの長期的な課題を抱えています。しかし、これらの課題に対して部分的にでも改善が見られれば、株式市場の上昇は安堵感による短期的なものでは終わらないと考えています。

 

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