関西を訪れて - 始末・才覚・算用

Aug 22, 2024

アジア太平洋地域のダイナミックな変化について我々の見解を述べるとともに、現地を訪問して学んだことを紹介します。

日経平均株価が史上最高値を更新し興奮に包まれた時期に行った前回の訪日取材から3カ月経ちました。今回再び訪れた日本では、経済・市場双方に見られつつある大きな変化を、改めて振り返る良い機会となりました。

非常に興味深いことですが、前回3月に訪日した際は、株式市場の好調さにもかかわらず、現地のムードはやや冷ややかな印象を受けました。ところが、今回東京では全体的に楽観的な雰囲気が漂っていたように見受けられます。今年の春闘では過去33年間で最大の賃上げが見られました。これにより今後数か月で実質賃金の上昇と、それに伴い値上げの文化が浸透していくと見られます。

特に賃上げの恩恵をいち早く受けている若い世代や大企業社員の間では、実際に消費動向に変化が現れつつあります。前回のレポートでも指摘しましたが、ラグジュアリー関連の消費は旺盛で、三越伊勢丹のような高級百貨店は力強い売り上げを記録、同社の株価も2月末から一時60%以上の上昇が見られました。

驚くべきことですが、円安が個人消費を減退させるとの広く聞かれた懸念は、日本がこの値上げという「ニュー・ノーマル」を受け入れつつあることから、解消に向かっているのかもしれません。

株式市場と円相場の相関はやや弱まったように見受けられますが、それでも円安は企業収益の増加、インバウンド、海外からの直接投資の増加など、恩恵は多いと考えています。

 

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